知っていますか?
大人と子どもの同じところ。
大人と子どもの違うところ。
大人も子どももみんな人間。
嬉しいときには笑顔になる。
大人も子どももみんな人間。
人間だから、みんな弱い。
大人も子どももみんな人間。
辛いときには不機嫌になる。
人間はみんな弱いから、
人間どうし手を取り合って生きていく。
気の合う相手は、きっとまた見つかる。
でもね、それができるのは大人だけ。
子どもは与えられたその場所で、
じっとして耐えることしかできない。
だから、子どもが大人になるまでは、
両親が子どもに言ってください。
「ママがいるから大丈夫だよ。」
「パパがいるから大丈夫だよ。」


離婚したら後悔する?
離婚しなかったら
後悔する?


あなたを取り巻く状況を、
ちゃんとわかっているのはあなただけ。
離婚するのもしないのも、
あなたが決めるしかありません。
でも、後悔しないための考え方はあります。
それは、
現在よりも未来
感情よりも理性
満足よりも納得
を優先すること。
離婚を考えているときは精神的につらいことが多く、さまざまな負の感情が心の中を渦巻いているのが普通です。
冷静なつもりでも、多くの方が過度に攻撃的になったり投げやりになって後悔をします。
後悔しない選択はとても難しいことですが、
子どものことを最優先に考えることが、
未来のための理性的で納得できる選択へとつながります。
実際に離婚をした人の大半は、
離婚してよかったと感じています。
一方で、離婚の仕方についてはもっといい方法があったんじゃないかと後悔を抱える人も多いようです。この後悔を読み解くと、経済的な苦しさや子どもへのうしろめたさといったものが見えてきます。
だからこそ離婚する前に、「親子のはなし」と「お金のはなし」に向き合うことで、心からよかったと思える離婚を選択しましょう。


子どもが両親の愛情を感じながら
育つための約束
それが「親子交流」です。
子どもには自分がついているし、祖父母にも子どもの面倒をみてもらえるから大丈夫!と考える方はたくさんいます。
でも、子どもは自分には2人の親がいることを知っています。
とつぜん片方の親に会えなくなることで、自分は捨てられたと思う子どもがいます。両親の不仲を感じ取り、あなたに気をつかって相手に会いたいと言えない子どももいます。
子どもは父親と母親を、それ以外の人とちゃんと区別しています。ほかのだれにも親の代わりはできません。
夫婦が夫婦でなくなることと、親子が親子でいることとは全くべつのこと。

親子交流を通じ両親に愛されている実感を持つことで、自分にも他人にも優しくできる子に育ちます。


子どもが両親の愛情を感じながら
育つためのもう1つの約束
それが「養育費」です。
パパとママが別れて別々の道を歩むのは仕方のないこと。だれにも責められるようなことではありません。 しかし、そのことによって子どもの未来が奪われるとしたらどうでしょうか。
わたしから離婚を言い出したうえに、
養育費まで請求するなんて申し訳なくて…
離婚するのに、どうしてお前に
養育費まで払わなきゃいけないんだ!
さまざまな理由で離婚時にお金の話を避けたがる方はたくさんいます。
わたしが頑張って働いて、
お金を稼いでこの子を育てるんだ!
おまえがちゃんと働いて
子どもを養っていけばいいだろう!
ですが片親が毎日目一杯働くようになったら、子どもはさみしい思いを押し殺さなければならなくなるでしょう。

お金がないことで犠牲になるのは子どもの未来です。
おれはそばにいてあげられないから、
できるだけ子どものそばにいてあげてほしい。
わたしはあなたとは一緒にいられないけれど、
子どもにはあなたへの感謝をちゃんと伝えたい。
子どもが両親の愛情を感じながら育つための約束、それが養育費です。


一般的に子どもが成人するまでに
平均1千万円程度の教育費が
必要になると言われています。
子どもが学校へ通うために必要な費用はどのくらいでしょうか?最近では高校までの教育無償化や、大学授業料の支援などが拡充されてはいるものの、安心してはいけません。これらの支援はおもに「授業料」に対する支援です。
授業料以外にも、
などキリがありません。
すべて公立学校を選択したとしても、授業料以外に小中学校で年間30万円、高校や大学では年間50万円程度は少なくとも必要になります。

そのうえ教育費以外にも、生活に必要なお金はまだまだあります。子どもは大人以上によく食べてよく遊び、よく学ぶことが必要であることを忘れないようにしましょう。
子どものことを
最優先に考えた離婚の進め方


離婚はその進め方によって、幸せなものにも不幸なものにもなりえます。夫と妻と子どもにとって、みんなが幸せになるための離婚。どのように進めればよいでしょうか?
ときには第三者の支援を受けて進めることが、結果的に子どものためにもプラスになります。
1.離婚をすることを合意する
細かい条件は後回しにして、まずは離婚をするということについてのみ当事者間で合意しましょう。ただし、どちらが親権を持つかは決まっていないと離婚できませんので、この時に一緒に決める必要があります。
支援機関
当事者間で離婚の合意ができない場合には、裁判所に離婚調停を申し立てることができます。
年単位の時間はかかるものの、離婚そのもののが合意できない夫婦にとっては、最もはやい選択肢かもしれません。
2.離婚の条件について合意する
親権や養育費、財産分与などの離婚条件を、1つずつ相手と話しあって合意しましょう。
双方に話し合いをする意思さえあれば、必ずしもすべて2人だけで話し合って決める必要はありません。
支援機関
離婚のときには何を決めたらいいのかわからなかったり、面とむかって会話するのは気が引けたりして、なかなか話しあいを進められないのが普通です。そんな時には民間の離婚ADR(裁判外調停手続き)の利用を検討してみるとよいでしょう。
たとえばチャイルドサポートの離婚ADRでは、離婚の問診票という弁護士監修のLINEのツールでお互いの要求を整理して、それをもとに中立のカウンセラーを交えた3人で離婚条件を話し合うことが出来ます。
弁護士のワンポイント!
チャイルドサポートの離婚ADR(裁判外調停手続き)を含め、民間のADRの調停人はどちらの味方でもない中立の第三者です。当事者間で合意ができない部分については、裁判所が出すであろう結論に近い助言を行いますので、その場合には満足できずとも納得するという姿勢が大切です。
3.離婚したあとは約束を守る
離婚時に約束したことは、お互いにしっかりと守りましょう。
なかでも子どもに関わる養育費や親子交流は、何年にも渡って約束を守り続けなければいけません。
支援機関
チャイルドサポートの養育費保証では、養育費の回収や不払い発生時の催促、養育費の立て替え保証など、養育費の約束を守るための支援を提供しています。
チャイルドサポートの養育費保証に加入すると、チャイルドサポートの離婚ADR(裁判外調停手続き)を実質負担0円から利用できるのもポイントです。
弁護士のワンポイント!
何年も続く約束を、当事者だけで守り続けるのはとても難しいことです。離婚したにもかかわらず、相手とお金の話をし続けるのもストレスでしょう。
養育費の支払いが途中で止まるケースは後を絶ちませんので、養育費保証への加入は、安定した生活のために欠かせないものと言ってよいでしょう。